「ねぇ、猫とライオンって、なんで似てるの?」
ある日、わが子がふとつぶやいた一言。
そのきっかけになったのが、動物写真家・岩合光昭さんの写真集『ネコライオン』でした。
身近な存在のネコと、野生の王者ライオン。この写真集は、見た目も生き方もまるで違うようで、実は同じ仲間である二つの動物を、視覚を通して自然に学べる構成になっています。
現役教師の私が実際に子どもと読んで感じた「知的好奇心が自然に育つしかけ」や「親子で学びあえる時間の尊さ」について、詳しくレビューします!
- 『ネコライオン』が子どもの成長にどう役立つのか
- 実際に読んで感じた子どもの反応と変化
- 親子で楽しめる読み方の工夫
「ネコライオン」ってどんな本?
『ネコライオン』は、動物写真家・岩合光昭さんが手がけた写真集。家庭のネコとアフリカのライオン、対極に見える2つの存在を、五感(視・触・味・嗅・聴)で捉える写真で比較しています。
- ネコ科の共通点が直感的に伝わる
- 自然観察への第一歩になる
- 親子の会話が広がる
実際に読んでみた!現役教師のリアルレビュー
この本のすごさは、子どもたちの「見る目」が一気に変わるところにあります。

なんでネコって、ライオンと同じ動きをするの?
身近なネコが、ライオンと重なる…そんな「気づき」は、この本がなければ生まれません。

うちの子、あんまり本に興味なかったのに、この本はじーっと見てました
写真の美しさと構成のユニークさで、自然と集中力が引き出されます。ネコが舌で毛づくろいする姿と、ライオンが肉をかみちぎる写真。子どもは「味(Taste)」の章で釘付けに。

“似てるけど違う”を見つける力は、観察力と論理的思考の土台になります
教育の現場でも、「見る力=学びの土台」とされています。ただ読んで終わりではなく、“発見”を楽しめる本は、親子の時間にも最高です。
親子での読み方アドバイス
- 「どこが似てると思う?」と問いかけながら読む
- お気に入りのページを見つけて、理由を聞いてみる
- 読んだあと、ネコ動画やライオンの映像を一緒に見て話を広げる
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まとめ:「ネコライオン」は好奇心の扉をひらく本
写真を“読む”体験ができる『ネコライオン』は、ただの写真集ではありません。子どもの知的好奇心をくすぐり、親子の時間をより豊かにしてくれる一冊です。
ネコ好きな子はもちろん、動物に関心のある子、観察力を育てたい家庭に、ぜひ手に取ってほしいと思います。